おんせんまちから

温泉町から

葛原 しげる:作詞 /本居 長世:作曲(1924年発表)

(4分の4拍子、ホ長調、イントロ最初の音は上第一間、ボーカル最初の音は第二線、Andante)
E→→→/E→→→/B7→→→/B→→→/E→→→/ABE→/
ミレドレドしらし/ドそそや/ファミレミレドしド/レそそや/みそドミソドミソ/ラシどや/
8.168888/4444/8.168888/4444/88888888/4444/

E→→→/E→→→/B7→→→/B7→→→/
ミレドレドしらし/ドそそや/ファミレミレドしド/レそそや/
8.168888/4444/8.168888/4444/
かあさまでんしゃで/(ちん)(ごー)(ごー) /とオさまおうまで/(はい)(どー)(どー) /
でんしゃワてっきょオ/(ごー)(ごー)(ごー) /おうまワいたばし/(ぱか)(ぱか)(ぱか) /

E→→→/B→→→/E→→→/B7→E→/
ソソミミソラソミ/ソレレや/ソソミミソラソミ/レそドや/
88888888/4444/88888888/4444/
にいさまじてんしゃ/(りん)(ちり)(りん) /わたしもさん(りん)しゃ/(りん)(ちり)(りん) /
じ(てん)しゃもいたばし/(する)(する)(する) /(さん)(りん)しゃもいたばし/(する)(する)(する) /

(後半rit.あり)
B→→→/BCdimC#m→/F#→→→/F#B7E→/
レレレレレレレレ/レミファファミや/ララファミレミファファ/らしミレドや/
88888888/888844/88888888/888844/
おんせんまちから/おかえりの /かあさまおくって/ついてゆく /
おんせんまーちを/ではなれて /かあさまさ(よオ)なら/さよオなら /
(「み」「そ」「ら」「し」は「ド」より低い音、「ど」は「シ」より高い音、や:休符、8.:付点八分音符、16:十六分音符、8:八分音符、4:四分音符)

注:内容を察すると、父親が休暇をとって家族で温泉旅行に来ていたという感じだが、母親だけはどうしても家のことが気になるため一足先に帰る、主婦には休暇がないといういまではもうほとんどなくなった慣習?でもって、戦前のラジオではよく流された曲という。作詞作曲者は共にテツであることから(昔の男性は相撲と鉄道のファンで当たり前)、どこの温泉でどこの電車かというのも気になるところ。板橋が出てくるところから小田原市内の箱根登山鉄道かと推測されるが、大正から昭和戦前にかけては方々で温泉に行く電車はあって多くはのちの恐慌で廃業となっているし、当時は馬がマイカーあるいはレンタカーの役割だったか。いずれにしても昔の光景かなと。