やぎぶし

八木節

(群馬県伊勢崎市境町)
作詞作曲者不明

(4分の2拍子、ホ短調、イントロ最初の音は第四間、ボーカル最初の音は下第一間、四分音符=104、コードは管理人推定)
Em→/→→/Em→/→
らやらや/らどどらや/らどどらソミソ/らどどら
8888/8161688/8161616161616/816168

Em7/Em→/→→/G→/Bm→/Em→/G→/
そ/ラ/=/やドレミ/ソミソラ/=/=ソミ/
8/2/2/8888/816164/2/488/
あ/あ/ー/ あーー/ーーーー/ー/ーーー/

G→/Em→/G→/Em→/G→/Em→/G→/Em→/
やミソミ/ソららら/ソららソ/ミミレドラ/やミソミ/ソららら/ソららソ/ミミレドラ/
8888/8888/8888/8816168/8888/8888/8888/8816168/
 さても/いちざの/みなさま/がたよーー/ わしの/よオなる/さんかく/や(ろオ)がーー/
 くにワ/じょオしゅう/さいごお/りにてーー/ おとに/きこえし/くにさだ/むらのーー/
 おさな/けれども/けんじゅつ/やわらーー/ ひとに/すぐれて/もくろく/いじょオーー/
 おきき/くださる/みなさん/がたエーー/ もっと/このさき/よみたい/けれどーー/

Bm→/C→/D→/Em→/G→/Bm→/G→/Em→/
やみそラ/ドレドラ/ドソレレ/ドレレドラ/やそラド/レミソミ/ソららソ/ミミレドラ/
8888/8.1688/8.1688/8816168/8888/8888/8888/8816168/
 しかく/しめんの/やぐらの/うえでーー/ おんど/とるとワ/はばかり/ながらーー/
 ばくと/ちゅうじの/おいたち/こそワーー/ おやの/だいにワ/なぬしを/つとめーー/
 あけて/じゅうろく/はるごろ/よりもーー/ ふっと/ばくえき/はりはじ/めからーー/
 なごり/おしゅうワ/ござそオ/らえどーー/ まずワ/ここらで/とめおき/ましてーー/(→最終段へ)

Bm→/C→/D→/Em→/G→/Bm→/Em→/Am7→/
やみそラ/ドレドラ/ドソレレ/ドレレドラ/やそラド/レミソミ/ソららソ/ミミレドラ/
8888/8.1688/8.1688/8816168/8888/8888/8888/8816168/
 しばし/ごめんを/こオむり/ましてーー/ なにか/ひとこと/よみあげ/まするーー/
 ひとにゃ/しられし/たいしん/ものでーー/ だいじ/むすこが/すなわち/ちゅうじーー/
 きょオも/あしたも/あしたも/きょオもーー/ まける/ことなく/しょオぶに/つよくーー/

G→/Em→/G→/Em→/Bm→/C→/D→/Em→/
やミソミ/ソららら/ソららソ/ミミレドラ/やみそラ/ドレドラ/ドソレレ/ドレレドラ/
8888/8888/8888/8816168/8888/8.1688/8.1688/8816168/
 もんく/ちがいや/かなまち/がいワーー/ ひらに/そのぎワ/おゆるし/なされーー/
 ちょオよ/はなよと/そだてる/うちにーー/(→最初のイントロへ)
 ついにゃ/あくじと/むしゅくが/とせいーー/(→最初のイントロへ)

G→/CD/Am7→/Em→/G→/Bm→/Am7→/D→/
やミミソ/らソ/レドラ/やそラ/ドレミ/ソらソミ/レラミミ/レ/
8888/44/488/884/488/8888/8.1688/2/
 ゆるし/なさ/ればー/ もん/くーに/かかるが/おーいさ/ね/
 ごえん/ある/ならー/ また/こーの/つぎだが/おーいさ/ね/
(「み」「そ」は「ラ」より低い音、「ら」は「ソ」より高い音、や:休符、8:八分音符、2:二分音符、16:十六分音符、4:四分音符、8.:付点八分音符)

注:全国的に知名度の高い民謡で今回遅まきながら掲示するに至ったが、文献によっては栃木県の民謡としている場合がある。内容は勿論群馬出身の国定忠治を扱った群馬が舞台でも曲名の八木がそもそも栃木県足利市にある地名でそこの花柳界が普及させていたから、「生みの親より育ての親」という考え方でいくとそうなる。まあ、歌に特別戸籍を決めることは義務付けではないからたまたま47都道府県で区分した昭和戦前当時の業界の施策にすぎない?もので、大相撲でも力士の出身地紹介には生まれた場所ではなく本籍地を使用することが大原則でも必ずしもそれに寄らない場合も昨今は多い。「琵琶湖周航の歌」も内容は滋賀県が舞台だが京都府の学校の歌だったからとかキリがないわけで、一応この曲は群馬県としているほうが多数派と思われるのでこうしておく。
  ついでながら、群馬県と栃木県はもともと同一の「毛野国」であったが、群馬県では山間部の「草津節」と平野部の「八木節」、また栃木県なら那珂川水系の「那須湯もみ唄」、利根運河が開削される以前の鬼怒川水系で「日光和楽踊」、下流が江戸川である利根川水系でこの「八木節」が各々代表的に分布されているところに奥深い民謡の興趣があるといえよう。