おもいでのかすみがうら
想い出の霞ヶ浦
ヒラノエクスプレス：作詞／織田 哲郎：作曲
（元歌＝想い出の九十九里浜＝長戸 大幸：作詞）
終戦のあの夏を 忘れられないの
天皇陛下の声に この胸が震えたの
ずいぶんな昔ネって 若者云うけれど
これでも私には 平和伝える義務がある
ああ 霞ヶ浦にゃ
赤い夕日に照らされて
わが大君に召す 愛国の花
月月火水木金金 ああ暁に祈る
あの頃ふたりとも 麦と兵隊してた
燃ゆる大空が あやしく 色あせたの
突然あらわれた 爆弾三勇士
大東亜決戦に 見よ落下傘空を征く
ああ 霞ヶ浦にゃ
でかい希望の雲が湧く
歩け道なき道 異国の丘に
いつまでも同期の桜 父よあなたは強かった
想い出の霞ヶ浦
注：元歌は、昭和４０年代前半に一世を風靡したグループサウンズによるヒット曲のタイトルを綴っていたものを、これを戦時歌謡即ち軍歌に入れ替えてしまたっというもの。タイトルのみならず、歌詞の一部も引用しているが、本ＨＰでは軍歌もいちおう日本の歴史的文化遺産として他のジャンルと差別なく扱うのが基本方針である。しかし、決してそれは戦争讃美というものではなく、我が国の歴史にこうした事実があったことを後世にも伝えていく必要があるという意図のことで、ただ詳細に明示することはいたずらに軍国主義をあおる恐れもあるとして、避けているかわりに、このような形の替歌で歴史的証拠を示したものであった。もとの軍歌を知っていれば、このような歌詞のできた経緯を理解できよう。