あさどやゆんた

安里屋ユンタ

(沖縄県八重山郡竹富町)
作詞作曲者不明

(4分の2拍子、ヘ長調、イントロ最初の音は第五線、ボーカル最初の音は第一間、コードは管理人推定)
F→/→→/→→/→→/C→/F→/FC/
どど/どれどラソ/ドレミソ/ソソラソ/レドレミ/そそら/ミミソレレ/
44/8161688/8.1688/816164/8.1688/488/[888]88/

F→/C→/F→/→→/C→/F→/B♭→/
ドド/レレミソ/ミミレド/ドドレミ/ソソラ/ソソ/ララララ/
44/8888/8888/8888/488/44/8888/
○(さー)/あさどー/やーぬー/くーやー/まにー/(よオ)(さあ)/ゆいゆい/

B♭→/F6→/C9→/C→/F→/
ソラど/ララソミ/レレミラ/ソソミレ/ドドミ/
488/8888/8888/8888/488/
あんちゅ/らーさー/(うん)ーまり/ばーしー/よまた/

Gm7→/C→/FC/F→/
レドレミ/そそそら/ドミレレ/ドや/
8.1688/8888/8888/44/
はーりぬ/ちんだら/かぬしゃま/よ /
(「ど」「れ」は「シ」より高い音、「そ」「ら」は「ド」より低い音、や:休符、4:四分音符、8:八分音符、16:十六分音符、8.:付点八分音符、[888]:八分音符の三連符)

1番大意:安里という屋号の家にクヤマという美しい娘が生まれました。

歌詞大意
みざしー/しゅーぬー/くーゆー/だらー/よ
あたる/やーぬー/ぬーずー/みーよー/た
村役人の目差主と、上役の与人(あたる親)がクヤマに求婚しました。
みざしー/しゅーやー/ばーなー/んばー/よ
あたる/やーやー/くーりゃー/おーいー/す
クヤマは、目差主は嫌い、与人のところに行きますと答えました。
んばでー/かーらー/みーしゃー/さみー/よ
べるで/かーらー/ゆーくー/さーみー/よ
嫌いと言われた目差主は、それなら求婚をやめますと答えました。
んばでー/すーねー/みーるー/みいー/や
べるで/すーねー/しーくー/みーんー/や
目差主は、自分と結婚したほうがもっと幸せになれることを示そうと思いました。
なかしー/じーにー/はーしー/りおー/り
ふかん/どーにー/とーびゃー/おーーー/り
目差主は、いつのまにか仲筋のほうに飛んで走っていきました。
みちくー/りーしー/みーりー/ばどー/よ
むらく/りーしー/じーきー/ばーどー/よ
目差主はそのうち、村中の道をいろいろ見たり村人に話しかけたりしていました。
みちまー/りーぬー/ちゅーらー/さすー/よ
むらく/りーのー/かーいー/しゃーすー/よ
目差主はまた、村や道の美しさに感動していました。
みやらー/びーぬー/いーかー/いてー/よ
あばれ/ふぁーぬー/すーりゃー/ゆーてー/よ
しばらくして、美しい娘たちが揃っているのに出会いました。
10たるがー/ふぁーでー/とーオー/たらー/よ
じりが/ふぁーでー/なーとオ/たーらー/よ
目差主は、気に入ったひとりの娘に、さっそく名前と、誰の子供かを聞きました。
11かねまー/ふぁーぬー/いーけー/しまー/よ
かまど/ふぁーぬー/みーやー/らーびー/よ
その娘は、父は兼真、母は蒲戸といって、私はイケシマですと答えました。
12かねまー/やーにー/とーびー/やお/り
かまど/やーにー/ばーりー/おーりー/よ
目差主は、その両親のいるところを尋ねました。
13かねまー/ふぁーやー/ばーぬー/んひー/り
かまど/ふぁーやー/くーりゃー/おーいー/す
そして、イケシマを嫁に欲しいと頼みました。
14ふしゃでー/かーらー/さーりー/おりー/よ
のぞみ/だーらー/まーきゃー/おーりー/よ
そんなに娘が欲しいのならどうぞ、とイケシマの両親は答えました。
15あまぬた/にーしゃん/かーいだ/ぎおり/よ
どぐぬ/かなさん/ちやちょん/かむさな/よ
目差主はうれしさのあまり、イケシマを抱き上げてそのあとずっと地面におろさずに歩きました。
16んぶふー/ふーりー/みーちー/からー/よ
むるー/やーーー/ちぢみち/かーらー/よ
その後、ンブフリという道からムルヤ頂という道を通りました。
17はざまー/むーらー/さーりー/おりー/よ
あやむ/らーにー/まーきー/おーりー/よ
そして、ハザマ村の実家にイケシマを連れて帰りました。
18ういかー/やーぬー/ざーしー/きにー/よ
みざし/やーぬー/ざーしー/きーにー/よ
目差主はイケシマを実家の座敷に案内しました。
19さほオー/とーらし/みーーー/りワー/よ
ふんと/らーしー/ちーーー/きーーー/ば
イケシマは、礼儀作法も心得ており、目差主の両親を感心させました。
20やあふり/べーふぬ/なーかー/ながー/よ
(やあ)ふり/べーふぬ/うーちー/なーかー/よ
目差主の両親は、八折の屏風を立てました。
21うでやら/いーしー/ゆーくい/どしょる/よ
むむや/らーいし/にーんー/どーしょる/よ
目差主とイケシマは、その屏風のなかで、むつまじく腕や股を組み合わせて寝ました。
22ひふなー/ふぁーにー/くーぬみ/どしょる/よ
みどー/なーふぁー/ちーくり/どーしょる/よ
ふたりは、子供は男の子と女の子のどちらが生まれるかと話していました。
23ひふなー/あーやー/しまもち/まりば/し
みどな/やーもち/(うん)ーまり/ばーーー/し
もし、男の子なら島のかしらに、女の子なら所帯持ちの上手な女になるようにと祈ったということです。